横浜人形の家「魔法少女の軌跡」展で、世代や国を超えた「魔法少女」の華麗なる変身と進化に迫る!

横浜人形の家

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横浜人形の家「魔法少女の軌跡」展で、世代や国を超えた「魔法少女」の華麗なる変身と進化に迫る!
横浜人形の家「魔法少女の軌跡」展で、世代や国を超えた「魔法少女」の華麗なる変身と進化に迫る!

横浜人形の家では、2025年4月5日(土)から6月29日(日)まで、企画展「魔法少女の軌跡 -History of Japanese animation for girls-」を開催中です。

この企画展では、1966年の「魔法使いサリー」の放送から始まる「魔法少女」が、社会情勢にあわせて、どのように「変身」「変容」し、いかにしてファンを勇気づけてきたのか、約60年の軌跡を「魔法少女」に関するおもちゃやフィギュア、人形と共に振り返ります。

多くの人を魅了してきた「魔法少女」。その「変遷」を辿ってみました!

◆横浜人形の家について

横浜人形の家は、世界100ヵ国以上から集めた約1万点の人形を展示する、日本唯一の人形専門博物館です。
1986年に開館し、常設展では民族人形や雛人形、ビスクドールなど多彩なコレクションを紹介しています。
子どもだけでなく、大人も童心に返って楽しめる、人気の観光スポットです。

マリンタワーの横、山下公園の目の前という、観光アクセス抜群の横浜人形の家
マリンタワーの横、山下公園の目の前という、観光アクセス抜群の横浜人形の家

◆主人公気分で、変身の先に見える「自分らしさ」を発見しよう!

1966年に『魔法使いサリー』が登場してから約60年。魔法少女たちの歴史を、当時の玩具やフィギュアなどのお宝満載の展示を見ながら振り返ってみましょう。

企画展のエントランス
企画展のエントランス
エントランスから気分があがります!
エントランスから気分があがります!

展示では、高田明美さんが手がけた『クリィミーマミ』の直筆原画や、コレクターが収集した約100点もの貴重なアイテム、さらに今回のための描き下ろし作品までが並びます!

高田明美先生の直筆イラストレーション原画も大公開!
高田明美先生の直筆イラストレーション原画も大公開!

日本を代表する魔法少女コンテンツは、たとえば、「魔法使いサリー」、「ひみつのアッコちゃん」、「魔女っ子メグちゃん」、「魔法の天使クリィミーマミ」、「魔法少女まどか☆マギカ」、「おジャ魔女どれみ」、「魔法少女リリカルなのは」など、どれも名作揃いです。

作品やアイテムだけでも見応え充分ですが、魔法少女を体系的に知ることができる解説を見進めると、魔法少女たちがどんな役割を担い、どのように進化していったのかも楽しめます。

コレクターが収集した約100点もの貴重なアイテム
コレクターが収集した約100点もの貴重なアイテム
お宝ぞろいです!
お宝ぞろいです!

看護師にキャビンアテンダント、アイドル歌手、動物、そして大人へと、さまざまな「変身」を遂げる魔法少女たち。その「変身」は、子どもたちの夢である「なりたい自分」を体現するものですが、今回の展示では、その魅力の核心を掘り下げています。

変身を経験してきたからこそわかる「自分らしさ」の大切さ。どの時代の作品も、その大切さが大きなテーマとなり、作品に描かれていることを知ることができます。勇気づけられるメッセージですね。

作品のメッセージをわかりやすく解説されています
作品のメッセージをわかりやすく解説されています
見応え抜群の展示
見応え抜群の展示

◆「魔法少女」の世界に映る時代の流れを発見しよう!

魔法少女たちの進化にも注目です。
魔法少女たちは「魔法」や「変身」という共通要素を持ちながら、時代とともに「ガールヒーロー」として新しい役割を担うようになり、彼女たちの変容を通じて、時代の流れが感じられます。
魔法少女たちは、まさにその時代を映す鏡ですね。

魔女のなりたちから知ることができます
魔女のなりたちから知ることができます

「ガールヒーロー年表」では、魔法少女の歴史を振り返りながら、それぞれの作品がどのような時代背景の中で誕生したのかを知ることができます。
国内外の社会情勢やジェンダー年史の変遷を交えて、その魅力をさらに深く感じられる展示です。

ガールヒーロー年表
ガールヒーロー年表
作品の時代背景を、知ることができます
作品の時代背景を、知ることができます

例えば、1970年代、日本でウーマンリブ運動が活発だった時期に放送された「魔法のマコちゃん」。その物語には、女性の自立や成長といった時代の空気が息づいています。
そして、1985年の男女雇用機会均等法の成立を経て、魔法少女たちも「守られる存在」から「世界を守るヒーロー」へと成長していきました。

作品から勇気づけられるのにも納得です
作品から勇気づけられるのにも納得です

彼女たちが外見だけでなく内面的にも進化していったように、魔法少女作品そのものも、社会の変化や人々のニーズを反映して新たな「変容」を遂げてきたのですね。
この企画展では、「変身」と「変容」を味わえるのが、魅力です!

魔法少女の「変身」と「変容」を味わえる企画展
魔法少女の「変身」と「変容」を味わえる企画展

◆まとめ

展示品は懐かしいアイテムから貴重なアートまで盛りだくさん!
会場順路の最後には、創作人形作家さんによる、「魔法」や「変身」をテーマにした特別展示もあり、人形たちの生命感に吸い込まれそうな世界観も楽しめます。

ご案内いただいた学芸員さんが最後に、「今回の企画展では、来訪者から‘ありがとう’とお言葉をいただくことが多いです」とおっしゃっていたのも印象深く、アニメファンや漫画ファン、コレクターはもちろん、多くの方におすすめです。

懐かしさと新しさが入り混じる魔法少女たちの軌跡をたどりながら、主人公気分で、それぞれの物語の新たな一面を発見しにお出かけしてみてください。

フォトスポットで、魔法のステッキを持って撮影できます!
フォトスポットで、魔法のステッキを持って撮影できます!

― 概要

【企画展概要】
〔名称〕横浜人形の家 企画展「魔法少女の軌跡 -History of Japanese animation for girls-」
〔会期〕2025年4月5日(土)~6月29日(日)
 ※毎週月曜日休館〔月曜日が祝日の場合は開館し翌平日が振替休館日〕
 ※2025年5月7日(水)は休館
〔時間〕9:30~17:00(最終入館受付 16:30)
〔場所〕横浜人形の家 3階企画展示室
〔TEL〕045-671-9361
〔料金〕大人(高校生以上)1,200円/小中学生600円/未就学児は入館および観覧料無料
 ※観覧料には入館料(大人400円/小中学生200円)が含まれます

URL

【公式】横浜人形の家

【横浜観光情報】横浜人形の家 企画展「魔法少女の軌跡 -History of Japanese animation for girls-」

港ヨコハマに流れ着いた引っ越し多めのバガボンド。
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好きな横浜スポットは、ナイターに浮かび上がる横浜スタジアム、街中のオアシス元町公園水泳場。
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