横浜開港資料館の敷地内にショップやカフェなどの複合機能施設「ポーターズロッジ」がオープン!

PORTER’S LODGE(ポーターズロッジ)

掲載日:

更新日:

横浜開港資料館の敷地内にショップやカフェなどの複合機能施設「ポーターズロッジ」がオープン!
横浜開港資料館の敷地内にショップやカフェなどの複合機能施設「ポーターズロッジ」がオープン!

横浜開港資料館の敷地内に、ミュージアムショップやカフェなどの複合機能施設「PORTER’S LODGE(ポーターズロッジ)」が2023年7月1日(土)にオープン!

「近代横浜の記憶装置」として19世紀半ばの開港期から関東大震災に至る時期を中心とした資料を収集・保管、整理し、調査研究を行い、その成果を常設展や企画展で紹介している横浜開港資料館。旧館は旧イギリス総領事館(横浜市指定文化財)で、今回オープンしたミュージアムショップ・カフェは、昭和6年の総領事館竣工にあたって作成された「英国総領事館関係建築図面」に書き込まれた、建築当時の建物名称である「ポーターズロッジ」としてオープンしました。

「横浜開港・英国文化を伝えるセレクトショップ」として、横浜の歴史を伝える商品などを仕入れて販売するほか、横浜開港の歴史を伝える資料館所蔵資料を活かしたオリジナル商品の開発・販売、さらに見学や散策の休憩に利用できるカフェや、その後の散策の情報提供もしてくれるコンシェルジュ機能もあります。

そんな横浜の歴史を存分に感じられる「ポーターズロッジ」にさっそく行ってきましたのでその様子をご紹介します!

?旧イギリス総領事館門番所「ポーターズロッジ」

「ポーターズロッジ」は、もともと昭和6(1931)年に竣工したイギリス総領事館の門番所として建てられた建物。横浜開港資料館の開港広場側入り口の前にあります。

左手前が「ポーターズロッジ」(奥は、旧イギリス総領事館である横浜開港資料館 旧館)
左手前が「ポーターズロッジ」(奥は、旧イギリス総領事館である横浜開港資料館 旧館)
ポーターズロッジ入口
ポーターズロッジ入口

平成12(2000)年には、「横浜開港資料館旧館(旧横浜英国総領事館)及び旧門番所」として横浜市指定文化財に認定されています。

今回オープンした「ポーターズロッジ」という名称は、昭和6年の竣工にあたって作成された「英国総領事館関係建築図面」に書き込まれた、建築当時の建物名称! 館内を巡回したり、郵便を受け取って仕分けたり、様々な仕事を担うポーター(門番)が詰めていた場所で、名前からも歴史を感じることができます。

当時の手書きの図面から作成されたロゴ
当時の手書きの図面から作成されたロゴ

?「ポーターズロッジ」は機能充実!

同建物では、以前は喫茶室として営業していましたが、修繕・改修工事を経て横浜開港・英国文化を伝えるセレクトショップ「ポーターズロッジ」として、7月1日(土)にオープン。

中は、大きく3つに分かれており、まず入り口付近はライブラリーコーナーとして、横浜開港資料館が過去に制作した展覧会図録や資料集などが展示・販売されています。

ライブラリーコーナー
ライブラリーコーナー
横浜開港資料館が発行した書籍やグッズが展示・販売されています
横浜開港資料館が発行した書籍やグッズが展示・販売されています

そしてお土産・グッズコーナーでは、横浜の歴史を伝えるお土産や、開港資料館の中庭にあり、教科書にも掲載されているペリー来航時の絵画にも描かれた「たまくすの木」をモチーフとしたもの、そして資料館が所蔵する資料をパッケージに活用しているものなど、横浜の歴史を感じられるお土産を取り揃えています。

たくさん種類があります!
たくさん種類があります!
ビールやサイダーなども横浜発祥!
ビールやサイダーなども横浜発祥!

さらに、お店オリジナル商品もあります! 取材時は竣工当時の設計図のクリアファイルが販売されていましたが、これから種類が増えていく予定なのだそう。楽しみですね!

当時の設計図を活用したオリジナルクリアファイル
当時の設計図を活用したオリジナルクリアファイル

奥には、見学や散策の休憩をするのにぴったりなカフェも。コーヒーや紅茶などのドリンク、ドーナツや馬車道アイスなどを提供します。

カフェスペースは8席
カフェスペースは8席
おやつにぴったりなメニューが揃います!
おやつにぴったりなメニューが揃います!

ホットコーヒーはサイフォンを使用し入れる本格派。食器も元町にある老舗洋食器専門店・タカラダが扱う横浜の絵柄やフェニックス柄のものを使用していて、こだわりが感じられます。

サイフォンを使って一杯ずつ提供!
サイフォンを使って一杯ずつ提供!
食器もこだわりの横浜絵柄!
食器もこだわりの横浜絵柄!

ほっと一息、優雅なひと時を過ごせます。

また、ポーターズロッジに立ち寄った後の散策の情報提供もしてくれるコンシェルジュ機能もあります。

?横浜開港資料館について

ポーターズロッジのある横浜開港資料館は、昭和56(1981)年6月2日の開港記念日に開館した施設ですが、安政元(1854)年の日米和親条約締結の地でもあります。

19世紀半ばの開港期から関東大震災に至る時期を中心とした資料を収集・保管、整理し、調査研究を行い、その成果を常設展や企画展で紹介するとともに、閲覧室で公開。貴重な展示だけでなく、建物のレトロな雰囲気がすてきな施設です。

横浜開港資料館
横浜開港資料館

?まとめ

いかがでしたか。

内装が新しくなった中にも、横浜の歴史を感じられる「ポーターズロッジ」。喧騒を離れてほっと一息つくのもよし、横浜土産を探して訪れるもよし、色々な利用ができそうな施設です!

ポーターズロッジ
ポーターズロッジ

「PORTER’S LODGE(ポーターズロッジ)」概要

【場所】横浜市中区日本大通3(横浜開港資料館 敷地内)
【アクセス】みなとみらい線「日本大通り駅」4番出口 徒歩2分
【営業時間】9:30~17:00
【定休日】月曜日(開港資料館の休館日に準ずる)

<お問合せ>PORTER’S LODGE(ポーターズロッジ) TEL:045-212-1810

URL

【公式】横浜開港資料館

平成生まれ女子・横浜カラー強めの東京都出身
ちょっと自慢は手話、スキー。好きなものは、旅行、楽しいドラマ・映画、大どんでん返しがある小説、大自然の中でのアクティビティ、ご当地ビールとハンバーグ。
横浜ファンの皆さんに、ワクワクするような情報をお届けします!

【Facebook】https://www.facebook.com/welcome.city.yokohama
【Twitter】https://twitter.com/hamako_yokohama
【Instagram】https://www.instagram.com/yokohama_visitors_guide/

もえの記事一覧