3/15(金)から開幕した、3年に1度の国際美術の祭典「第8回横浜トリエンナーレ」で最新の国際アートに触れてきた
横浜美術館、旧第一銀行横浜支店、BankART KAIKO、クイーンズスクエア横浜、元町・中華街駅連絡通路 他
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横浜美術館を中心とした市内施設では、第8回横浜トリエンナーレ 「野草:いま、ここで生きてる」が、2024年3月15日(金)から開幕。
横浜トリエンナーレは、横浜市で3年に一度開催する現代アートの国際展です。これまで、国際的に活躍するアーティストの作品を展示するほか、新進のアーティストも広く紹介し、世界最新の現代アートの動向を提示してきました。
第8回となる今回は、リウ・ディン(劉⿍)、キャロル・インホワ・ルー(盧迎華)の⼆⼈のアーティスティック・ディレクターが企画し、「野草:いま、ここで⽣きてる」をテーマに全体で93組のアーティストの作品が揃います。
今回は、横浜美術館を中心に横浜トリエンナーレを巡ってきたので、その様子をレポートします!
●93組のアーティストの作品が集結!
今回のトリエンナーレには「野草:いま、ここで生きている」をテーマに、横浜美術館をメイン会場とし、93組のアーティストが世界31の国と地域から参加。日本で初出展のアーティストが31組、新作が20組と世界最先端のアートに触れることができます。
今回は、小説家、魯迅が著した詩集『野草』(1927年刊行)を今日的な形で取り上げ、アーティスト、思想家、研究者や社会活動家とともに作り上げられた展覧会です。
同展は7つの章で構成され、それぞれの章のテーマに沿った、様々なアート作品を楽しむことができます。
災害、紛争、経済格差など様々な生きづらさがある現代において、その原因をたどりながら、共に生きていくための知恵を探る。そういったメッセージがアートの数々に込められています。
各作品には作者プロフィールや作品に込めた想いなどの解説付きなので、現代アートにあまりなじみがない方も、楽しむことができます。
[参考]章⽴て
・いま、ここで⽣きてる/Our Lives
・わたしの解放/My Liberation
・すべての河/All the Rivers
・流れと岩/Streams and Rocks
・鏡との対話/Dialogue with the Mirror
・密林の⽕/Fires in the Woods
・苦悶の象徴/Symbol of Depression
「第8回横浜トリエンナーレ」概要
〔会期〕
2024年3月15日(金)~6月9日(日)
※毎週木曜日は休場(4/4、5/2、6/6を除く)
〔開場時間〕
10:00~18:00 (入場は閉場の30分前まで)
※6月6日(木)~9日(日)は20:00まで開場
〔会場〕
●横浜美術館
みなとみらい線「みなとみらい駅」3番出口から徒歩3分
JR線および横浜市営地下鉄線「桜木町駅」から<動く歩道>利用で徒歩10分
●旧第一銀行横浜支店
みなとみらい線馬車道駅下車1b出口より直結
地下鉄ブルーライン桜木町駅1番出口より徒歩5分
●BankART KAIKO
みなとみらい線馬車道駅2番出口より徒歩1分
JR根岸線桜木町駅東口より徒歩8分
地下鉄ブルーライン桜木町駅北2口より徒歩8分
●クイーンズスクエア横浜
みなとみらい線「みなとみらい駅」6番出口直結
JR線および横浜市営地下鉄線「桜木町駅」から<動く歩道>利用で徒歩8分
●元町・中華街駅連絡通路
みなとみらい線「元町・中華街駅」中華街・山下公園改札 1番出口方面
〔料金〕
一般 2,300円(前売:2,200円)
横浜市民 2,100円(前売:2,000円)
学生(19歳以上) 1,200円
※その他セット券やフリーパスの販売あり。詳細は公式ホームページをご確認ください。
<お問合せ>
下記お問合せフォームからお問合せください。
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●メイン会場は今年リニューアルオープンした「横浜美術館」
「横浜トリエンナーレ」のメイン会場は、大規模改修を終えて3年ぶりにリニューアルオープンした横浜美術館。
横浜美術館を象徴する、入口すぐの大空間「グランドギャラリー」は、自由でひらかれたエリアとなって生まれ変わりました。
ガラス張りの天井は、開閉式ルーバーの改修工事を行い、季節や時間によって天井から柔らかい自然光が差し込みます。
グランドギャラリーには、透明で開放感のあるエレベータが新設され、新しいルートで展示フロアまで上がることができるようになるなど、バリアフリー機能を向上し、あらゆる人々を歓迎する、ひらかれた美術館にリニューアルしました。
●横浜で街歩きをしながらアートを楽しむ!
今回のトリエンナーレは、メイン会場の横浜美術館の他、「旧第⼀銀⾏横浜⽀店」、「BankART KAIKO」、「クイーンズスクエア横浜」、「元町・中華街駅連絡通路」の全5施設作品が展示されています。
「旧第⼀銀⾏横浜⽀店」、「BankART KAIKO」では、イスラエルの作家、ドリット・ラピニャンの小説『すべての河』から採られたテーマ『すべての河』に基づいた作品を展示。
その他、横浜駅から山手地区におよぶ広いエリアでは、「アートもりもり!」と称し、「野草」の統一テーマのもとで展開される文化・芸術活動拠点の展示やプログラムを楽しむことができます。
横浜マリンタワーでは、横浜の夜景とサウンド、映像インスタレーションを掛け合わせたアート「シャトル」を上映。横浜の夜景をバックに動く光とサウンドが呼応する独特の世界観を楽しむことができます。
それぞれの拠点で異なるアートを楽しむことができるので、横浜の街を歩きながらアートを巡ってみてください。
お得な情報
横浜トリエンナーレ半券チケットを持っている方を対象に、デジタルスタンプラリーに参加することができます。対象店舗で1会計500円以上お買い物やお食事等をすると、抽選でホテル宿泊券やレストラン利用券など、素敵なプレゼントが当たります。
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まとめ
3年に1度の国際美術の祭典「横浜トリエンナーレ」。リニューアルされた横浜美術館を中心に、横浜の街中で様々なアートを楽しめるのが魅力です。国際的な文化背景を持つ横浜の街で、街歩きをしながら、国際的なアートに触れてみてはいかがですか?
愛知出身、学生時代を京都で過ごし、憧れの横浜に。
趣味はパン屋巡り、サッカー観戦、ライブに旅行。好きな動物はアルパカです。
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