横浜能楽堂では、2022年2月26日(土)に初心者向けの解説付きの普及公演を開催します。

同公演では、字幕開設をスマートフォンやタブレットに日英の二か国語で配信するなど、能・狂言鑑賞初心者や外国人でも楽しめるよう趣向を凝らして行います。

初心者にとって能楽が「難しい」「退屈だ」と感じる主な原因は、詞章（言葉）の難解さや、装束や面、舞台上の動きなどの約束事が分からないことである、ということで、今回の公演では、公演冒頭には能楽師が曲目の見どころを紹介するほか、舞台の進行に合わせ、登場人物や場面、演出等の開設がスマートフォンやタブレットに配信されます（タブレットの無料貸し出しもあり）。

上演曲も、鑑賞初心者でも楽しめる作品を厳選。狂言は、商売がたきの巫女が舞う神楽の音が騒がしく経を読むことが出来ない僧の様子を面白おかしく描いた「大般若」を和泉流の三宅右矩のシテにより上演。能は、陸奥・安達原を舞台に鬼女の孤独と怒りを描いた能「黒塚」を宝生流の髙橋憲正が演じます。