テーマ展「パリ燃ゆ― 名もなき者たちの声」
2021年11月09日更新
※こちらのイベントは終了しております。

横浜港を臨む港の見える丘公園の一角に立つ、横浜ゆかりの作家「大佛次郎」の業績と生涯を様々な資料で紹介している大佛次郎記念館では、2021年9月11日(土)から12月25日(土)まで、テーマ展「パリ燃ゆ― 名もなき者たちの声」を開催します。
本年はパリ・コミューン成立から150年目の年。パリ・コミューンを舞台に描いた大佛次郎の『パリ燃ゆ』は、コミューンに参加した無名の人々を主役とし、大佛が"事実"と確認できることがらを「煉瓦のように積み上げた」作品です。
執筆にあたり大佛はパリを訪れ、コミューン当時、バリケードが築かれた街路を歩き、古書店で多くの資料を集めました。
今回の展示では市民たちの生活に焦点を合わせ、大佛次郎が収集した資料に加え、その後記念館が集めたコレクションから、カリカチュアなどの版画やポスターをはじめとする資料約60点をピックアップし、当時の市民がおかれた状況や思いを探ります。
当時の社会的評価ではなく、“事実”にこだわった『パリ燃ゆ』の文章と、150年前の様子を今に伝える鮮やかな資料から、パリを生きた、名もなき民衆の声を浮かび上がらせます。
開催日 | 2021年9月11日(土)~12月25日(土) ※休館日:毎週月曜日(祝休日の場合は翌平日) |
---|---|
時 間 | 9月まで10:00~17:30(最終入館17:00) 10月以降10:00~17:00(最終入館16:30) ※休館日:毎週月曜日(祝祭日の場合は翌平日) |
場 所 | 大佛次郎記念館 |
エリア | 元町・山手・中華街・山下公園 |
料 金 | 高校生以上200円、中学生以下 無料 ※横浜市内在住の65歳以上は無料(濱ともカード等を提示) ※毎月23日(市民の読書の日)と 第2第4土曜日は高校生無料 ※障がい者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は無料(手帳を提示) |
①大画面で一挙公開・カリカチュアコレクション
同館の2,600点のカリカチュア・コレクション(風刺画等を含む版画類)の中から、選りすぐりの1,000点以上の画像公開です。カリカチュアは、フランスの政治文化の一部であり、メディア芸術の源流にも位置するものです。1870年7月の普仏戦争から、翌年のパリ・コミューン期にかけて、パリでは絵入り雑誌や新聞など多くの出版物が発行され、一大情報戦が繰り広げられていました。今回は、2階サロンで、デジタルサイネージを使い一挙公開します。大画面で色鮮やかなデジタルサイネージの画像は、どれを取っても楽しめること請け合いです。
②大佛次郎愛蔵レコード音源の再生
大佛次郎が所蔵していたレコードの中から、スタジオジブリ作品で歌手のジーナが歌ったことでも有名なシャンソン、J.Bクレマン作詞“さくらんぼの実る頃 Le Temps des cerises”や、E.ポティエ作詞 “インターナショナル L’Internationale”など、パリ・コミューンに関連した楽曲をデジタル音源化。会場で聞くことができます。
◆連携企画:「パリ・コミューン150年 大佛次郎記念館カリカチュアコレクション」展
大佛次郎記念館「パリ燃ゆー名もなき者たちの声」に関連した展覧会を、東京 恵比寿の日仏会館で開催します。
【期間】11月14日(日)~11月24日(水)
【時間】12:00~17:30 (最終入館は、閉廊の30分前)
【会場】日仏会館(恵比寿)2階ギャラリー(東京都渋谷区恵比寿 3-9-25)
【料金】観覧無料
【内容】大佛次郎が「パリ燃ゆ」執筆の際に収集した資料を核とし、同館のコレクション(カリカチュア約2,600点、ポスター約150点)から40点を選び、書籍等の資料約10点とあわせて紹介します。
【主催】大佛次郎記念館、日仏会館・フランス国立日本研究所
※イベント内容・スケジュールは直前で変更される場合もあります。詳細は主催者のホームページ等でご確認ください。
お問合せ | 大佛次郎記念館 |
---|---|
電話番号 | 045-622-5002 |
URL |
※詳細は主催者のホームページ等でご確認ください。
|