KAAT神奈川芸術劇場プロデュース 『ライカムで待っとく』

2022年11月07日更新

KAAT神奈川芸術劇場プロデュース  『ライカムで待っとく』 

KAAT神奈川芸術劇場では、2022年11月27日(日)から12月4日(日)まで、KAAT神奈川芸術劇場プロデュース 『ライカムで待っとく』を開催します。

沖縄本土復帰50年となる今年、メインシーズン「忘」の第4弾は、沖縄在住の若手劇作家・兼島拓也が書き下ろし、沖縄に出自を持つ田中麻衣子が演出を手掛ける『ライカムで待っとく』です。
この作品は、アメリカ占領下の沖縄で起こった1964年の米兵殺傷事件を基に書かれたノンフィクション「逆転」(伊佐千尋著、新潮社・岩波書店刊)に着想を得て、当時の資料や、現代を生きる東京の若者たち、基地問題の専門家、同じ基地の町・横須賀に暮らす人たちなどにヒアリングし、田中と推敲を重ねながら、1年の歳月をかけて兼島が書き上げました。
この作品に通底するのは、「沖縄は日本のバックヤードではないのか」「沖縄の犠牲の上に成り立っている日本という国」という想いです。沖縄の過去と現在と未来が交錯するこの戯曲は、まさに複雑性を包含する沖縄と日本の国のあり方を直視する物語になっています。

兼島の筆致は軽快で時にユーモアに溢れ、ミステリータッチで、知らぬ間に私たちに「この国の在り方」について考えさせます。

沖縄で生まれ育った兼島だからこそ書ける視点、これまで誰も読もうとしなかった、読まれなかった沖縄(こっちがわ)の物語は、沖縄の人々から我々が鋭く問われている、今を生きる私たちの物語なのです。

演出家の田中とこの物語を紡ぐのは8人の俳優たち。出演する俳優の半数は沖縄出身です。ベテランあめくみちこをはじめとする、沖縄出身の俳優陣と、近年高い評価を得ている、文学座の亀田佳明、充実した仕事を続ける青年座の魏涼子、前田一世など素晴らしい俳優陣たちが揃いました。そして、音楽は数多くの演出家から信頼される国広和毅が担当します。俳優たちが三線を奏で、音楽により沖縄の世界が広がるところも見どころの一つです。

沖縄本土復帰50年の年、様々な視点から沖縄特集が組まれ、沖縄独特の文化が紹介されてきました。その終わりに、KAATから『ライカムで待っとく』をお届けします。

開催日 2022年11月27日(日)~12月4日(日)
時 間 公演日により異なります。
場 所 KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオ
エリア 元町・山手・中華街・山下公園
料 金 全席指定 (税込)
一般:5,500円
神奈川県民割引(在住・在勤):4,950円 
U24チケット(24歳以下):2,750円
高校生以下割引:1,000円
シルバー(満65歳以上):5,000円
【あらすじ】
雑誌記者の浅野は、五八年前の沖縄で起きた米兵殺傷事件について調べることになったのだが、実はその事件の容疑者が自分の妻の祖父・佐久本だったことを知る。

佐久本やその共犯として逮捕された男たちの半生を絡めた記事を書きはじめる浅野だったが、なぜか書いた覚えのない内容に文章が書き換えられていた。そしてついにはその記事の中に、いつのまにか自分自身も飲み込まれていく。

過去と現在が渾然となった不可解な状況のなかで、沖縄が歩んできた歴史や現在の姿を知っていく浅野。記者として何を書くべきなのか少しずつ気づきはじめたとき、突然娘の行方がわからなくなってしまう。
混乱する浅野に、それは「沖縄の物語」として決められたことなのだと佐久本は告げる。その「決まり」に沿った物語を自身が書いていて、また書き続けていくのだと、次第に浅野は自覚していく。

※イベント内容・スケジュールは直前で変更される場合もあります。詳細は主催者のホームページ等でご確認ください。

お問合せ チケットかながわ
電話番号 0570-015-415
受付時間 10:00~18:00
URL
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