横浜の名勝庭園“三溪園”では、2020年8月8日(土)から8月16日(日)まで、「三溪園で楽しむ夏休み～横浜市指定有形文化財　鶴翔閣公開」を開催します。

三溪園の創設者である原三溪は、製糸・生糸貿易の事業に携わる傍ら、それにより得た富を三溪園の造成や公開、日本や東洋の古美術の蒐集、そして当時の新進の芸術家たちへの支援などに注ぎ、近代の日本文化の醸成に貢献しました。今回特別公開を行う「鶴翔閣」は、原三溪が自らの住まいとし、三溪の支援を受けた画家たちが集い、制作を行った場所です。

2020年は三密をさけるため、窓を開け放ち昔ながらの「夏座敷」スタイルで公開します。明治時代に築かれた大邸宅で昔ながらの夏の空間を体感しながら、古建築に見られる夏の暮らしのための工夫や、鶴翔閣で育まれた文化などについてもお楽しみください。

※今年は体験イベントの実施はありません。