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1世紀以上を経て、
いまなお人々を驚愕させ、魅了する。
幻のやきもの、眞葛焼に会いに行こう。

眞葛焼(まくずやき)。それは明治期・横浜に彗星のごとくあらわれ、太平洋戦争の末期、横浜大空襲で姿を消した幻のやきものである。京都・眞葛ヶ原(いまの円山公園のあたり)で代々やきものを営む家系に生まれた宮川香山(みやがわ・こうざん)が、維新十傑の一人としても名高い薩摩藩家老、小松帯刀の慫慂(しょうよう)をきっかけとして横浜で窯を開いたのが眞葛焼の始まりという。花卉(かき)のしたで身づくろいする猫、口を開けるひなに餌を与えようとする鷹、羽をひろげつつ桜の花の芽をついばもうとする鳩の姿などが、圧倒的な精緻さと力感をもって立体的に表現されている。維新後9年を経ながらも、依然、薄氷を踏むがごとくの国内政治を舵取りしていた日本政府は、この眞葛焼をフィラデルフィア万国博覧会に出品することにした。国内政治の不穏を生む経済の立ち遅れを、輸出振興で打開するためである。日本出展の総責任者は西郷従道。奇しくもかつて宮川香山を見いだした小松帯刀と同じ薩摩藩士であった。おそらく西郷従道はすでに亡き小松から香山の才能を聞かされていたに違いない。香山もまた、よくその期待に応えた。すなわちフィラデルフィア万博において、香山の眞葛焼は、その超絶した技巧と卓越した造形で、まさしく世界を驚愕させたのである。いったい香山の前に、これほどの技量をもって花瓶や香炉を作陶した陶工が存在しただろうか。木の枝をつかむ小鳥の細い脚、広げられた薄いくちばしは、その細さ、薄さゆえに、花瓶本体とは異なる温度の窯で焼かれなければならない。この焼成の熱をわずかにでも誤れば、眞葛焼の精緻は不可能なのである。世界が驚愕したのは、それほどまで正確に窯の火をあやつる技術に対してでもあっただろう。かくして万博出展の目的は達せられた。眞葛焼に代表される日本の物産の輸出は次第に向上していくのである。そして万博の翌年、明治10年。不平士族の最後の反乱ともいえる西南戦争が勃発するが、輸出振興を通じて国内経済が安定に向かうなかで、戦いの帰趨はすでに明らかであった。その後、眞葛焼は初代・宮川香山から二代、三代へと引き継がれるが、太平洋戦争末期に壊滅的な被害を受け閉窯。しかし、こんにち、その作品の一部を「宮川香山 眞葛ミュージアム」で見ることができる。横浜駅からほんの10分も歩けば、われわれは140年前の人々と同じ驚愕をもって眞葛焼の世界をまのあたりにすることになるだろう。

宮川香山 眞葛ミュージアム

横浜市神奈川区栄町6-1 ヨコハマポートサイド ロア参番館1F-2
TEL:045-534-6853
開館日:土曜日、日曜日のみ(但し年末年始など休館あり)
開館時間:10:00-16:00
入館料:大人 800円/中・高校生 500円/小学生以下 無料
http://kozan-makuzu.com/

日常のひとときを、
極上のひとときに変えてしまう。
その美しい存在感こそが、大倉陶園の魅力。

陶磁器に少しでも関心のある人ならば、日本を代表する洋食器のブランドが横浜にあることはご存じだろう。そう、大倉陶園である。1919年の創立以来、一貫して最高級のものづくりをめざし、きわめて美術的価値の高い陶磁器を作り続けてきたメーカーだ。「オークラのホワイト」と賞賛されるその美しい白磁は、まさに大倉陶園のアイデンティティともいうべき完璧な白さであって、その白さの上に、手描き、岡染め、エンボス、漆蒔、呉須といった伝統的な技法が丹念に施され、ほとんど唯一無二ともいうべきオーラを放つのだ。創業者・大倉孫兵衛のいう「良きが上にも良きものを」という宣言は、21世紀の今日においても、いささかも揺るぐことなく、ここ横浜の地で受け継がれているというべきだろう。そのクオリティがどれほどのものであるかは、贅言(ぜいげん)を要しない。たとえば、赤坂離宮として知られる迎賓館で、外交上の賓客(ひんきゃく)のために用意される正餐用、歓迎会用など460人揃いの食器が、すべて大倉陶園製であることでおのずと知れよう。あるいは、バッグ、時計、ファッションなど超一流の海外ラグジュアリーブランドが、自らの世界観にふさわしいブランドとして、こぞって大倉陶園の洋食器を注文することでも。日常のひとときを、極上のひとときに変えたいと願うなら、大倉陶園のある暮らしこそがふさわしい。あまり知られていないことであるが、横浜の本社敷地内には直営ショップが併設。探していた一品に出会えるかもしれない。

大倉陶園

横浜市戸塚区秋葉町20番地
TEL:045-812-8588
http://www.okuratouen.co.jp/

本当に上質なものを求める気持ちに、
どこまでも寄り添ってくれるブランド。
それがスタージュエリー。

うわべの流行ではなく、普遍的な価値ある輝き。きらめく繊細さだけでなく、気品のある優雅さ。ジュエリーに求められるさまざまな思いを突きつめていったとき、選択肢に残されるブランドはそれほど多くはない。けれども、その輝きの上質さにおいて、ほとんどの女性を惹きつけてやまないブランドがある。それが、横浜のスタージュエリーだ。銀座や表参道でも手にとってみることはできるけれども、ブランド発祥の地、横浜・元町の本店で手にするスタージュエリーはまた格別だ。それというのも、ここ横浜は、スタージュエリー創業以来の自社工房であるプレミアムワークショップが本店にほど近い場所に置かれているから。このプレミアムワークショップは、もともと横浜の山手に住む外国人顧客の難しい注文に応えることで技術を磨き、妥協のない品質「スタークオリティ」を培ってきたところ。「原型師」と呼ばれるクラフトマンを擁し、その原型師と社内のデザイナーが連携して製品をつくりあげている場所こそが横浜元町。この元町本店では、購入したリングのサイズ直しを当日中に仕上げてもらうことができるほか、希望すればリングの内側やネックレスなどに刻印を入れてその日のうちに手渡してくれる。本店ならではのまさにプレミアムなサービスだ。本当に上質なものを求める気持ちに、プレミアムワークショップを擁するスタージュエリーはどこまでも寄り添ってくれる。

STAR JEWELRY
the shop & museum MOTOMACHI

横浜市中区元町 1-24
TEL:045-641-0650
営業時間 11:00~ 20:00
http://www.star-jewelry.com/

豊かな時間と空間を存分に味わうこと。
その贅沢を叶えてくれる場所が
ホテルニューグランドにあるシーガーディアンII(ツー)だ。

わがままに贅沢を楽しみたいとき。日常に倦んだこころをリフレッシュしたいとき。大人であるならば、いくつかの流儀を持っているものだろう。いわく、旅に出る。洋服を仕立てる。車を買い換える等々。だが、それほどまで散財しなくとも、もっとスマートにすべての願いを叶える方法がある。それがホテルに行くということ。豊かな時間と空間を存分に味わうことで、ルーティンにまみれた日常をいきいきと活性化することができるのだ。
たとえば、横浜のホテルニューグランド。チェックインしたなら、シャワーをあびて着替え、ルームキーを持ったままシーガーディアンIIに入ってみるといい。ほのぐらいゴージャスな空間が、たちまち訪れた人を包み込みリラックスさせてくれるだろう。バーカウンターに座り自分を解きほぐすのもいい、伝統と気品を感じさせる横浜家具のソファに体を沈めるのもいい。横浜を訪れたからには、土地ゆかりのカクテルである「ヨコハマ」や、あるいは日本生まれの「バンブー」で喉を湿らすのもいいだろう。となれば、握り寿司などもつまんでみたいところだが、街場のバーではまず無理なその注文が、シーガーディアンIIであれば通るのである。こうした贅沢こそホテルのバーで飲む醍醐味だろう。あとはこころのおもむくままに、濃密な時間をゆっくり愉しむ。これこそまさに贅沢というものではないか。

ホテルニューグランド
バー シーガーディアンII(ツー)

横浜市中区山下町10番地
TEL:045-681-1841(代)
バー シー ガーディアンII 営業時間:17:00~23:00(L.O 22:30)
http://www.hotel-newgrand.co.jp/sea-guardian-2/