日本開港五都市観光協議会
230年にもおよぶ徳川幕府の鎖国時代に終止符を打ち、海外に門戸を開いた「安政の開国」は、まさに日本の黎明、近代日本の払暁の時代だったのです。 この時期に開港された函館・新潟・横浜・神戸・長崎の五港都市は、天然の良港を背景に、諸外国の文明や文化を導入する窓口となって異国情緒豊かに発展し、 また波乱の舞台を演出するなど、わが国の歴史と文化に多大な影響を与えてきました。
以来130余年にわたって、光輝ある足跡をしるすとともに、また国際観光都市として、内外観光交流の接点として国際親善に大きく寄与してきました。
いま、わが国の観光動向は、海外旅行や国内周遊を問わず、自然環境や文化遺産の再評価に加えて、心の琴線に触れる情緒が選択される傾向にあります。
美しい港と歴史がおりなす文化遺産を有する五港都市は、運命共同体としての運命に彩られ、それぞれに生育してきました。 そして強い連帯意識のもとに「日本開港五都市観光協議会」を結成したのも、日本を代表する国際観光都市として自覚と責任に立脚してのことでした。 相互交流や情報の交換などを通して観光事業の健全な進展を図り、わが国の観光シーンの先導をはたしてきた役割を、 今後も開港都市としての誇りをもって推進していきます。どうぞご期待ください。
