横浜観光親善大使レポート 京浜フェリーボート

京浜フェリーボート

横浜といえば海、そして港。横浜港は1859年(安政6年)に開港して以来、150年を超える歴史を持ち、昔から日本を代表する国際的な貿易港として栄えてきました。 その長い発展の歴史においては、関東大震災、第二次世界大戦など様々な困難に見舞われましたが、貿易再開後は次第に海外との取引が盛んになり、昭和30年代には、貿易額、入港船舶トン数、取扱貨物量などがピークに達しました。

そんな横浜港の急激的な発展とともに産声をあげたのが京浜フェリーボート株式会社です。昭和38年、交通船事業を中心に、海上の人員輸送をはじめたのが創業のきっかけだそうです。 現在、京浜フェリーボートでは、旅客船7隻、観覧船4隻を有し、観光資源としての横浜港の魅力を様々なクルージングツアーを通じて体験できます。 京浜フェリーボードの船は大型船のような華やかさはありませんが、小さい船ならではのアットホームさがあり、経験豊富の船長さんの生音声ガイドは、親しみ易く常に新たな発見や驚きを与えてくれます。

近年、大きな話題を呼んでいる工場夜景ツアーに私も乗船してきました。「サンタバルカ号」、イタリア語で聖なる小舟を意味する船名は永井 等船長が思いをこめてつけた世界に一つしかない名前です。 暗闇から突如現れる京浜工業地帯の幻想的なイルミネーションは想像をはるかに超え圧倒的でした。 さらに、世界を股にかけ海の仕事一筋で活躍してきた永井船長のナビゲーションは、他では聞けない船や海のお話が聞けて、「へぇ~」と頷きながら聞いているお客様が多く、一体感も生まれていました。

後日、今関 秀夫社長に横浜市の花にちなんで名前をつけたクルーズ船「ローズ」の広々としたオープンデッキでお話しを伺うことができました。 山下公園から横浜赤レンガ倉庫、みなとみらいエリアにわたる360度のパノラマを思う存分ゆったりと楽しめる船は、ほかでも珍しいと嬉しそうに語る社長の目は、太陽の光が反射してきらきらと光る水面よりも輝いていました。

横浜ならではの観光船事業を目指すという今関社長は、今後のビジネス像について語ってくれました。「横浜市内には何本もの運河があり、それぞれに伝説と歴史があります。 みなとみらい地区の新しい横浜とはまた趣の異なったどこか懐かしい昭和の面影を同時に見られる隠れたスポットです。こうした横浜港のミステリーゾーンへお客様を案内し、運河めぐりを通して新たな発見をしていただきたい。 また、横浜の海に生息する生き物を紹介したり、愛犬とともに海上散歩ができる参加型観光船の事業を拡大していきたい」と、意気揚々にお話ししてくれました。

横浜の海、そして港を誰よりも愛するからこそ、あらゆるアイデアがわき、次から次へと斬新なツアーを生み出す京浜フェリーボート株式会社。今後とも目が離せませんね。