岩崎ミュージアム第418回企画展 吉田直展 開かずの間(ま) part.2

※こちらのイベントは終了しております。

「惚れて通えば千里も一里」
 
 今会期中ある県立高校にて講演を依頼されている。
高校時代...何もかも楽しかった。今に至る財産は良き友人達に恵まれた。個展には毎回多くの友人に来てもらい感謝するばかりである。後悔するのはもっと真摯に勉強と向かい合うべきだった。当時はまだつっぱり世代の影響があって少々斜に構えるぐらいが格好良いみたいな風潮があった。若気の至り!
 その頃、彫刻家になろうとは夢にも思わなかった。ただ芸術方面には関心があって、数人の仲間と8㎜映画を作ったり、自己流で油画を描いたりしていた。
三年生になって初めて美術予備校の夏期講習に参加。私の教室(油画科)の課題が静物描写なのに対して隣の部屋はヌードデッサン。私はちゃっかり紛れ込んでヌードを描きあげた。
この部屋こそ彫刻科の教室だったわけで人生、どこにきっかけがあるか分からない。
 ひょんなことから飛び込んだ世界だが、もっと彫刻を追求したい想いが尽きず今に至っている。制作を天秤に例えると、ある側面(要素)を上げれば反対にある側面は下がってしまう。バランスの攻めぎあい、この調整に悩む。更には毎回その天秤の支点を前作より高い位置にもっていこうとしているから苦労が絶えない。それなのに遅々とした歩みを止めないのは「惚れて通えば千里も一里」ということなのだろう。後ろ向きの女性像の発表は二作目になる。そこで展覧会名にPart 2と附記した。少しでも研究成果が滲んでいれば幸いである。

 冒頭に記した背景から、高校時代を絡めた拙文を寄稿した。高校生で既に将来の夢に向かって努力しているとしたら素晴らしいと思う。反面まだあやふやでも焦る必要は無い。新鮮な好奇心や感受性、それらが”惚れる何か”にきっと引き会わせてくれるから。
…それにしても…また高校生の頃に戻りたいなぁ。
吉田 直


【開催日】2018年6月6日(水)~7月1日(日)

【休館日】毎週月曜日

【開館時間】9:40〜18:00
      (入場は17:30迄・特別展等の際、若干の変更がある場合もあります)

【会場】岩崎博物館

【入館料】大人 (高校生以上)300円 小人 (小/中学生)100円
     団体 (20名様以上)大人200円 小人70円 ※団体は事前申込による予約が必要です。

【お問合せ】 岩崎博物館 045-623-2111

※イベント内容・スケジュールは直前で変更される場合もあります。詳細は主催者のホームページ等でご確認ください。

岩崎ミュージアム第418回企画展 吉田直展 開かずの間(ま) part.2 
実施日 2018/6/6(水)~7/1(日)
場 所 岩崎博物館
エリア 元町・山手・中華街・山下公園エリア
URL イベントホームページへ
※詳細は主催者のホームページ等でご確認ください。

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